株式会社タックルベリーを率いる藤本伸也氏は、釣具のリユースを単なる「中古品の売買」にとどめず、釣り文化そのものを次世代へ継承するインフラとして位置づけてきた。高価で手の届きにくかったフラッグシップモデルをリユースで手に入れ、腕を磨いたアングラーがまた次の世代へタックルを譲っていく。この循環サイクルが市場を活性化させている。
環境への配慮やサステナビリティが叫ばれる昨今、釣具を捨てずに循環させるビジネスモデルは社会的にも強い支持を集める。敷居が高いと感じられがちなフィッシングの世界において、神田のような都市拠点がエントリー層とコア層の双方を支えるハブとして機能している意義は大きい。