外側からのケアだけで爪を硬くすることはできません。爪は「爪母」で作られてから指先へと押し出されるため、食事から取り入れる栄養素がそのまま爪の厚みや弾力に直結します。爪割れを防ぐために最も優先すべきは、主成分であるタンパク質の摂取です。肉類、魚、大豆製品、卵などを毎食バランスよく取り入れ、良質なケラチンの材料を確保しなければなりません。
タンパク質と同時に意識して補給したいのが、ビタミンB群の一種である「ビオチン」とミネラルの「亜鉛」です。ビオチンはケラチンの合成を促進し、薄い爪に厚みをもたらす働きを持っています。レバー、ナッツ類、きのこ類に豊富に含まれており、爪の代謝を底上げする必須栄養素です。一方、亜鉛は細胞分裂を正常に保つために欠かせず、不足すると爪の成長が遅れたり、表面が歪んだりする原因になります。
極端な炭水化物抜きダイエットや偏食を続けると、生命維持に直接関わらない爪や髪への栄養供給は真っ先にストップします。爪のコンディションは体内環境の通信簿であり、まずは内側から栄養を満たす食生活を整える必要があります。