「うちで一杯飲んだら、次はあっちの店の煮込みを食べてみて」
そんな声が店主の口から自然と飛び出すのが大曽根の良さだ。チェーン店がひしめく大都市の繁華街とは異なり、大曽根は個人経営の店同士の繋がりが非常に強い。
初めて訪れた客であっても、カウンター越しに店主や隣の常連客と会話が弾み、「2軒目のおすすめ」を教えてもらえる。この温かいコミュニティ感と開放的な雰囲気が、一見客や一人飲み女子の心理的ハードルを劇的に下げている。1軒目でサクッと立ち飲み、2軒目でじっくり創作料理、3軒目で〆のラーメンやバーへ――そんな「ハシゴ酒の黄金ルート」が街全体で完成している。