Fc2創業者はなぜ逮捕された?海外逃亡から電撃帰国の真相と裁判の行方

Fc2創業者はなぜ逮捕された?海外逃亡から電撃帰国の真相と裁判の行方

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ネット黎明期からブログ、動画、ライブ配信など多彩なサービスを展開し、日本屈指のトラフィックを集めていたFC2ですが、警察当局が長年問題視していたのがFC2動画やFC2ライブにおける無修正わいせつコンテンツの氾濫でした。創業者である高橋理洋氏にかけられた容疑は、不特定多数のユーザーが無修正動画を閲覧できる状態を放置し、有料会員システムやポイント換金システムを通じて巨額の利益を得ていたとする「わいせつ電磁的記録等陳列」の共謀です。

FC2側は従来、「運営会社はアメリカ・ネバダ州にあり、サーバーも海外に設置されているため、日本の刑法第175条(わいせつ物頒布等)は適用されない」という論理を展開していました。いわゆる「海外サーバーの防壁」を盾にした法的なグレーゾーン戦略です。しかし、日本の捜査当局はこの防壁を突き崩す捜査を水面下で着実に進めていました。

警察が立証したのは、米国のFC2社が形式的なペーパーカンパニーに過ぎず、システムの開発・保守、サーバー管理、広告収益の管理といった中核業務のすべてが大阪市内の関連会社(ホームページシステム社など)で行われていたという実態です。「行為の一部が日本国内で行われていれば国内法を適用できる」とする刑法の属地主義に基づき、京都府警を中心とする合同捜査本部は、海外法人の隠れ蓑を剥がして摘発に踏み切りました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。