2022年の北京オリンピックで団体戦銀メダル獲得に大きく貢献し、個人戦でも7位入賞という快挙を成し遂げた「りくりゅう」ペア。勢いは止まることなく、世界フィギュアスケート選手権でも日本勢初となる金メダルを獲得。主要国際大会を制覇する年間グランドスラムという歴史的偉業を達成した。かつて「日本勢には不可能」とまで言われたペア競技での世界制覇は、ウインタースポーツ界に鮮烈な感動を与えた。
そして舞台は、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックへと続く。怪我の苦難を幾度も乗り越え、更なる高みを目指す二人の進化は今も現在進行形だ。かつて地元のリンクで黙々と息子のスケート靴の紐を結んでいた父親の祈りは、いまや世界の頂点で輝く息子の姿へと結実している。