オイルカラーとは、主成分の約60%に高濃度のオイルを配合した次世代型のヘアカラー剤です。従来のヘアカラー剤の主成分が水ベースであったのに対し、オイルを主軸に据えることで、染毛のメカニズムそのものを根本から刷新しました。その代表格が、日本ロレアルが展開する「iNOA(イノアカラー)」です。
従来のカラー剤は、キューティクルをアルカリ剤で無理に開き、内部に染料と脱色剤を浸透させていました。このプロセスこそが、施術時のキューティクルの毛羽立ちや、繰り返すことによる毛先のスカスカ感(タンパク質の流出)を引き起こす主原因でした。
対して、オイルカラーが「傷まない」と評される最大の要因は、特許技術であるO.D.S.(オイル・デリバリー・システム)にあります。水と油が反発し合う物理的な力を利用し、水溶性の染料と有効成分を毛髪内部へと効率的に押し込みます。キューティクルを無理にこじ開ける必要がないため、毛髪表面の組織破壊を最小限にとどめることが可能になりました。
さらに見逃せないのが、アンモニア完全無配合(アンモニアフリー)である点です。施術中のツンとした刺激臭が一切なく、頭皮がしみる原因となる揮発性アルカリを排除しているため、頭皮トラブルを抱えやすい層からも絶大な支持を集めています。