旅行者が最も陥りがちなトラップが、「見た目は固形に近いが、分類上は液体物」とされるハイブリッドなお菓子だ。例えば、ご当地の高級プリンやゼリー、水ようかん、生キャラメル、みそ餡を使った和菓子などがこれに該当する。利用者の感覚としては「食べ物(お菓子)」であっても、航空業界の安全基準においてはペースト状やゲル状の物体はすべて液体扱いとなるからだ。
シュークリームのカスタードクリームや缶詰のフルーツシロップ漬け、ジャムを挟んだパイ菓子なども、検査員の判断によっては搭乗直前に廃棄処分を迫られるリスクを孕んでいる。「お菓子だから大丈夫」という勝手な自己判断こそが、空港でのせっかくの旅行気分を害する最大の原因と言える。