2021年に発売された著書『わたしがもっときれいになったら』や、その後の告白本『dearママ』で明かされた内容は、世間の想像を絶するものでした。ひなのさんが稼ぎ出した巨額のギャランティは、すべて母親が管理する口座に振り込まれており、本人に渡されていたのはわずか月数万円程度のお小遣いだけだったといいます。
稼いだお金は両親の浪費や無謀な不動産投資、さらには親戚や知人への援助などに湯水のように使われました。彼女がどれほど身を粉にして働いても手元にお金は残らず、それどころか親が作った数千万円から億単位に及ぶ借金や金銭トラブルの返済まで肩代わりさせられる事態に陥っていたのです。
当時の母親は、娘を1人の人間としてではなく「富を生み出す道具」として扱っていた節が強く、仕事現場への過剰な介入や私生活の監視も日常化していました。周囲からは華やかなシンデレラストーリーに見えていた10代の彼女は、家庭内では逃げ場のない搾取の被害者であり、いわゆる「毒親」の支配下に置かれていた実態が浮き彫りになっています。