インターネット上のファッションコミュニティでは、「ハリントンジャケットは裏地のチェックが派手で見せびらかすのがダサい」「ジップを一番上まで閉めて着るのが本来の英国紳士スタイルである」といった誤った言説が散見されます。
バラクータG9の象徴である「フレーザータータン」は、本来スコットランドの由緒あるクラン(氏族)から正式に許可を得て採用された歴史的意匠です。これを全面に見せつけるのではなく、フロントを少し開けた際に「歩行に合わせてチラリと覗く」程度にコントロールするのが本来の美意識です。裏地を主張しすぎるスタイリングは品位を損なう原因になります。
また、「ジップを上まで閉めるのが正統」という誤解についても注意が必要です。防風・防雨のための実用機能としては正解ですが、街着としてのファッション表現においては、首元のドッグイヤーボタンを留めてジップを胸元まで下げるか、ダブルジップを活用して上下にスリットを作る着こなしが現代的な洗練をもたらします。