その後、彼の代表作となったのが『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズだ。天才外科医・朝田龍太郎役は、まさに坂口憲二の代名詞となった。
屋上で上半身裸になり、イメージトレーニングを行うシーンを覚えているファンも多いはずだ。彫刻のように美しい筋肉と、内に秘めた圧倒的な正義感。朝田龍太郎というキャラクターは、坂口自身の持つ「寡黙だが頼りになる男」というパブリックイメージを決定づけた。このシリーズはパート4まで制作され、彼は名実ともに日本を代表するトップ俳優としての地位を不動のものにしたのである。