スマートフォンの画面を開けば、YouTubeなどの動画プラットフォームやSNSに無数のヘルスケア情報コンテンツが溢れ返っている。「丸めたタオルを腰に当てるだけで快眠」と謳うショート動画が数十万回再生される時代だ。手軽でコストもかからないライフハックは、日々の痛みに苦しむ現代人にとってあまりに魅力的に映る。
NHK健康チャンネルなどの公的メディアでも姿勢改善のヒントは度々紹介されているが、ネット上で拡散される情報の多くは極端に単純化されている。視聴者の目を引くために「誰でも今すぐできる劇的改善法」としてパッケージ化された結果、個人の体格差や病態の違いといった本質的な要素が削ぎ落とされているのだ。