番組の歴史を語るうえで、チョコレートプラネットの存在を外すことはできない。TT兄弟をはじめとする彼らのキャラクターは、番組内の小さな笑いから飛び出し、瞬く間に社会現象へと昇華した。小道具の精巧さとくだらなさの絶妙なバランス、そして何より有吉の「〇」を強引にもぎ取る勝負勘は、後続の芸人たちにとっての教科書となった。
そして、彼らと「チョコンヌ」としても息を合わせるシソンヌの演技力とシニカルな視点。長谷川忍の切れ味鋭いツッコミと、じろうの憑依型怪演は、ロケ場所のリアリティを逆手に取った上質な短編映画のようなコントを生み出し続けている。彼ら二組が敷いたレールがあるからこそ、後輩たちは恐れずにナンセンスの深淵へと飛び込めるのだ。