相羽あいなを語る上で外せない最大のアイデンティティが、声優界でも類を見ない元プロレスラーという経歴です。まずは彼女の基本プロフィールと、レスラー時代の詳細を整理します。
大阪府出身の彼女は、本名である播磨佑紀(はりま ゆうき)名義で芸能活動をスタートさせました。生年月日は1988年10月17日。当初は舞台女優として劇団に所属し、芝居の道を志していましたが、表現力の幅を広げる挑戦の一環として飛び込んだのが女子プロレスの世界でした。
2015年、女優やタレントがプロレスのリングで戦う新感覚団体「アクトレスガールズ(Beginning)」の旗揚げメンバーとして本格参戦。リングネームも本名と同じ「播磨佑紀」として、激しい打撃戦や受け身を伴う実戦を重ねました。得意技にはキック攻撃や関節技があり、当時の試合映像や専門誌の記録からも、一切の手抜きがない本物のファイターとしての気迫が見て取れます。
当時のインタビューにおいて本人は、「痛くて苦しい練習の連続だったが、リングの中央で全身を使って感情を表現する歓びを知った」と振り返っています。しかし、長年の夢であった「声優」への道を諦めきれず、2016年にプロレスを引退。ブシロードグループの声優事務所「響」のオーディションに合格し、現在の「相羽あいな」としての新たな人生をスタートさせました。