型をマスターした先にある「破」は、既存の枠組みを意図的に崩し、独自の応用を加える段階である。昨今の変化が激しい市場環境では、ただ教えを守り続けるだけではあっという間に陳腐化してしまう。ここで重要になるのが、既存の成功体験や業界の常識を疑問視する視点だ。
ある新進気鋭のプロダクトデザイナーは、従来のUI/UXデザインのルールを徹底的に叩き込んだ上で、あえてその原則を打ち破るインターフェースを提案し、世界的ヒットを生み出した。「型を知らなければ、それを崩すことは単なる『型なし』に過ぎない。型があるからこそ、崩したときに鮮烈なインパクトが生まれる」と語る。型破りと形無しの違いは、この「破」に至るプロセスにこそ隠されている。