線路際の小さな案内板を目印に、緑に覆われた急勾配の階段を一歩一歩踏みしめて登る。途中で息が切れそうになる頃、ふっと視界が開け、目の前に相模湾が広がる。この劇的なアプローチこそが、体験の第一章だ。
眼下に広がるのは、どこまでも続く青い海。天気が良ければ、遠く江ノ島や富士山、伊豆大島までが一望できる。赤いパラソルが映えるオープンエアのテラス席は、まるでイタリアのアマルフィ海岸に迷い込んだかのような錯覚を覚えさせる。鎌倉市七里ヶ浜という土地が持つ独特の開放感と、洗練されたリゾート空間が見事に融合している。