被害はチケット単体の売買にとどまらない。大津市内のホテルや琵琶湖を運航する観光船の「特別花火観覧プラン」を騙る高額な宿泊詐欺も急増中だ。実在する老舗ホテルや遊覧船事業者の名前を勝手に名乗り、「キャンセル枠が出たため緊急募集」「限定5組様」などと謳う偽予約フォームがネット上に拡散されている。
被害者の一人は「創業数十年の有名ホテルのWebサイトだと信じ込み、家族4人分で20万円を事前振込してしまった。数日後に確認の電話を直接ホテルへ掛けたら『そのようなプランも予約も存在しない』と言われ、崩れ落ちた」と憤りを隠せない。旅行需要が高まる夏のピーク期を狙った、極めて悪質かつ計画的な手口である。