コストコの利益構造を支える最大の武器が、高品質と低価格を両立させたプライベートブランド「カークランドシグネチャー」だ。ナショナルブランドのトップメーカーに同等以上のスペックで製造を委託しながら、自社ブランドとして流通させることで驚異的なコストパフォーマンスを実現している。トイレットペーパーやオリーブオイル、ナッツ類といった消耗品において、その優位性は揺るぎない。
さらに、店内の値札(プライスカード)には、現場の人間しか意識しない記号が刻まれている。価格の末尾が「77」や「97」で終わっているアイテムは、在庫処分や最終クリアランスの合図だ。また、値札の右上に「*(アスタリスク)」が付いていれば次回入荷未定のサイン、「+(プラス)」が付いていれば再入荷の可能性がある限定品を示す。これらを瞬時に見極める眼力があれば、思わぬ掘り出し物を底値で手中に収めることができる。