では、なぜ「医者」という全く異なる職業の噂が定着してしまったのだろうか。
第一に、他の大物芸能人や著名人の子息との情報混同だ。芸能界では親が歌手や俳優でありながら、子供が医者を目指して医学部に進学するケースが散見される。こうした他家のニュースがネット掲示板やSNS上で混ざり合い、「谷村新司の息子も医者ではないか」という先入観へと変換された可能性が高い。
第二に、谷村新司さん自身の闘病生活と医療チームとの強い関係性が挙げられる。晩年、急性腸炎の手術を受けてから長期療養に入った際、主治医や医療スタッフへの感謝を折に触れて語っていた。そうした医療に関する報道が一人歩きし、いつしか「息子が主治医として支えている」といった尾ひれがついた噂に変貌したとも分析されている。