インターネット上には数多くの「裏技」が存在しますが、中には現場の工学的観点から見るとハイリスクな誤情報も混ざっています。
代表的な誤解が「マイナスドライバーをハンマーで無理やり打ち込んで溝を作る」という手法です。金属の材質が硬いネジの場合、ネジ頭が割れて破片が飛び散る危険性があるほか、下地や周囲の化粧板を粉砕してしまう大事故に繋がります。
また、「クレ556などの潤滑スプレーを吹き付ければどんなネジでも回る」というのも半分正解で半分間違いです。プラスチック素材やゴムパッキンが隣接している箇所に一般鉱物油系スプレーを使うと、樹脂のケミカルアタック(劣化・ひび割れ)を引き起こします。樹脂製品や電子機器内部のネジには、プラスチックを侵さない無香・シリコン系潤滑剤または接点復活剤を選定するのがプロの常識です。