店頭で機材と対峙するクラシックカメラ鑑定士たちの眼光は鋭い。名機の発掘において重要なのは、外観の傷やスレだけに惑わされず、光学系のクモリやヘリコイドのトルク感、シャッターの粘りといった「機械としての本質」を見極めることだという。
また、査定額を一段引き上げるための裏ワザとして鑑定士が挙げるのは、純正フードや元箱、当時の保証書といった付属品をできる限り揃えて持ち込むこと。そして何より、無理な自己流クリーニングを避ける点にある。無闇に拭いてレンズコーティングを傷つけるよりも、現状のまま熟練スタッフの手に委ねることが、結果として高額査定に繋がる最短ルートとなる。