「商業高校=高卒就職」という固定観念は、もはや過去の遺物と言っていい。現在の卒業生の進路データを見ると、就職と大学進学の割合は見事に拮抗、あるいは進学希望者が過半数を占める年度も珍しくない。国公立大学や名門私立大学の経済学部・経営学部・商学部などへの指定校推薦枠や総合型選抜(旧AO入試)において、商業高校生は圧倒的な強みを発揮する。
高校在学中に培った簿記や情報処理の実績は、大学入試の書類審査や面接で極めて強力な武器になる。一般入試のペーパーテスト一本に頼らず、3年間の確固たる成果をもとに名門大学の合格枠を勝ち取っていく。一方で、就職組に対する地元有力企業からの信頼も絶大で、大手金融機関や優良メーカーの事務・総合職への内定率は依然として極めて高い。