良かれと思って続けている日々のルーティンが、実は毛穴を破壊しているケースは極めて多い。第一に絶対に避けるべきは、指や器具を使った強引な角栓の押し出しだ。物理的な圧迫は毛穴周辺のコラーゲン繊維を傷つけ、毛穴の出口を変形させて二度と閉じない「すり鉢状毛穴」を形成する引き金になる。
次に危険なのが、貼って剥がすタイプの強力な毛穴パックや粗いスクラブ洗顔の乱用だ。健康な周囲の角質まで無理やり引き剥がしてしまうため、肌のバリア機能は一気に崩壊する。失われた潤いを補おうと皮脂腺がパニックを起こし、かえって過剰な皮脂を噴出させる結果に直結する。医師の友利新氏も警鐘を鳴らす通り、摩擦や強い牽引力は炎症を引き起こし、黒ずみを色素沈着(メラニン毛穴)へと深刻化させる最大の要因となるのだ。