国内最大級のインスタントメッセージング基盤を握るLINEヤフー株式会社は、ユーザーデータの安全性確保と直感的なインターフェースの両立を推し進めてきた。代表取締役社長の出澤剛氏が率いる経営陣のもと、情報通信業のトップランナーとして求められるセキュリティ基準は年々引き上げられている。
単なる連絡ツールを超えて決済や行政手続きまで網羅するソーシャル・ネットワーキング・サービスへと巨大化したLINEにおいて、個人の人間関係をいかに細やかにコントロールできるかは死活問題だ。非表示機能の存在は、生活インフラとなったプラットフォームがユーザーに提供する「息継ぎのための余白」とも言える。
プラットフォーム側がどれほど高度な暗号化や管理画面を整備しても、最終的にプライバシーの境界線を引くのは手元の端末を操作するユーザー自身に委ねられている。