かつて韓国政治の頂点に君臨した朴槿恵氏の現在は、ソウルの喧騒から離れた地方都市で穏やかな日々に包まれています。2021年末に釈放された後、彼女が終の棲家として選んだのは、自身の政治的基盤であった慶尚北道・大邱広域市達城(タルソン)郡の私邸です。
地元関係者や報道各社の取材によると、大邱の自宅は高い塀とセキュリティ設備に守られた閑静な住宅街に位置しており、現在は側近の弁護士や少数のスタッフに支えられながら生活しています。敷地内の庭を散策したり、支援者から届く手紙に目を通したりするのが日課となっており、かつての大統領専用車や厳重な警護体制に囲まれていた時代とは対照的な日常です。
多くの国民が注視してきた朴槿恵氏の健康状態については、収監中に悪化した持病(肩の手術痕の痛みや慢性的な腰痛、歯の疾患など)の治療を継続しているものの、一時期のような深刻な歩行困難からは回復傾向にあります。定期的に専門医療機関へ通院しつつ、無理のない範囲でリハビリを重ねており、近隣住民に対しても時折穏やかな笑みを見せるなど、心身ともに落ち着いた生活リズムを取り戻しています。