トルコという国家は、どの切り口から光を当てるかによってその姿を劇的に変えます。トルコ地理的区分現在の全体像を把握するため、主要な国際機関や分野別の所属状況を客観的データで比較・整理しました。
表から明らかなように、トルコは国土の基盤をアジアに置きながらも、1950年代以降の国際制度においては明確に「ヨーロッパ・西側陣営」としての道を歩んできました。
特にスポーツファンを驚かせるトルコサッカーUEFA所属理由は、歴史的な西欧化政策と強化方針にあります。1923年の共和国建国以来、欧米近代化を国家目標に掲げていたトルコは、1962年にUEFAへ正式加盟しました。アジアサッカー連盟(AFC)で戦うよりも、世界最高峰のクラブや代表チームがしのぎを削る欧州の競争環境に身を置くことを選択した結果、UEFAチャンピオンズリーグでのガラタサライの躍進や、EURO2008でのベスト4進出といった国際的な成功を収めています。
一方で、長期にわたるトルコEU加盟問題経緯は、トルコとヨーロッパの心理的距離を物語っています。1987年の正式加盟申請から30年以上が経過した現在も、人権問題、司法の独立性、キプロス紛争、さらには人口8,500万人規模のイスラム教徒多数派国家を受け入れることに対する西欧諸国の慎重論が根強く、加盟交渉は事実上の凍結状態にあります。