夕暮れ時の明洞中央通りや地下鉄駅出口周辺では、日本語のラミネート看板を掲げた客引きが多数活動しています。「お兄さん、お姉さん、マッサージ安いよ」「今なら特別割引するよ」という甘い誘い文句の裏には、確固たるマージン構造が存在します。客引きを介して店舗に入ると、料金の20〜30%程度の手数料が紹介料として上乗せされているか、その分だけ施術品質が削られているのが業界の裏構造です。
現地取材や旅行者の相談事例から抽出した、明洞マッサージぼったくり回避のための防犯チェックリストは以下の通りです。
まず、路上の口頭約束だけで入店しないことが最重要です。路上で「全部込みで3万ウォン」と言われて店に上がったものの、会計時に「消費税(VAT)10%は別」「オイル代は別料金」と請求されるトラブルが頻発しています。提示されたメニュー表に税込み表記があるか、入店時に施術内容と総支払額を指差しで再確認する慎重さが不可欠です。
また、韓国には本来チップの習慣はありませんが、一部の観光客向け雑居ビル店舗では、施術終了後にスタッフから露骨に「チップ、チップ」と小銭や千ウォン札の要求を執拗に受ける事例が報告されています。毅然とした態度で「メニュー料金に含まれていると確認済みです」と断る勇気を持つか、最初からチップ要求を禁止している明朗会計の優良店を選択する防衛策が求められます。