「体がだるいから、そうめんだけで済ませる」という食行動は、夏バテの悪循環を自ら作り出しているに等しい行為です。
炭水化物を効率よくエネルギーへと変換するためには、補酵素として働くビタミンB1が不可欠です。しかし、そうめん自体にはビタミンB1がほとんど含まれていません。ビタミンB1が不足した状態で糖質ばかりを摂取すると、乳酸などの疲労物質が体内に蓄積しやすくなり、「しっかり食べたのに身体が重い・だるい」という状態に陥ります。
また、成人の健康維持には1食あたり約20g前後のたんぱく質が推奨されますが、素そうめんでは半分以下(約8〜9g)しか賄えません。たんぱく質の欠乏は基礎代謝の低下や自律神経の乱れに直結し、冷房冷えと相まって慢性疲労を固定化させてしまいます。
この疲労サイクルを断ち切るには、後述する具材トッピングによって「糖質+ビタミンB1+たんぱく質+カリウム」を同時に摂取するアプローチが決定的な意味を持ちます。