Q1:ニュウドウカジカは日本近海でも生息していますか?
A1:生息しています。日本近海では北海道から東北、銚子沖などの太平洋側深海(水深600〜1000m前後)の底引き網漁で、タラやエビなどの漁獲時に混獲される事例が定期的に報告されています。ただし生息密度は低く、生きたまま水揚げされることは極めて稀です。
Q2:浅海にいる本物の「オジサン」はなぜそんな名前なのですか?
A2:顔の下側(下顎)から2本の長いヒゲが生えており、その姿が人間の顎髭を生やした老紳士やおじさんに見えることから、明治時代以降に標準和名として正式採用されました。分類学者の間でもユニークな和名として広く親しまれています。
Q3:ニュウドウカジカを食べることはできますか?味はどうですか?
A3:毒性はないため物理的に食べることは可能ですが、食用としては全く適していません。筋肉組織の大部分が水分とコラーゲン質のゼラチンで構成されているため、加熱すると縮んで水浸しになり、味も非常に淡白で旨味がほとんどありません。漁師の間でも商品価値のない外道として即座に海へ戻されます。