都内の老舗ボードゲームカフェ店長は、店頭での2人客の動向について次のように明かします。「金曜の夜や休日に訪れるカップルや友人同士を見ていると、初来店時に重厚すぎる戦略ゲームを選んでしまい、ルールブックを読むだけで疲弊してしまうケースが散見されます。逆に、2人で盛り上がって『もう1回!』とリピートされるのは、ルール説明が5分以内に終わり、盤面が一目で把握できる作品です」。
ネット上のコミュニティやSNSに寄せられたプレイヤーのリアルな口コミからも、選定における明確な傾向が見て取れます。
『パッチワーク』をパートナーと遊んだ都内在住の20代男性は手記でこう語っています。「彼女は勝ち負けに執着するゲームが苦手だったのですが、パッチワークは盤面がカラフルなボタンや布地で埋まっていく達成感があり、負けても『私のキルトの方が可愛くできた』と満足そうでした。勝敗以外の『作品づくりの喜び』が残る点が、ギスギスしない秘訣だと感じます」。
一方で、頭脳戦を愛するプレイヤーたちの間では『バトルライン』の戦術論が活発に交わされています。「序盤に強力なカード(ウェッジやファランクス)をどこに切るか、相手の証明をどう封じるかという攻略の奥深さは、将棋やチェスに匹敵する」「負けた理由が『自分の欲張りすぎ』だと明確にわかるため、悔しくてすぐにシャッフルしてしまう」といった声が目立ちます。
そして心理戦の定番である『ガイスター』に対しては、「相手がニヤッと笑った瞬間、それが罠なのか本気のポーカーフェイスなのかを深読みして自爆する」「普段物静かな友人が、驚くほど大胆な嘘をついてきて一面の意外性を知った」など、対戦相手の人間性が丸裸にされる楽しさを評価する声が圧倒的です。