両者の関係は完全に断絶したかに思われましたが、時代の経過とともに変化が訪れます。Kjはロックバンドとしてのアイデンティティを確立し、Dragon Ashを日本屈指のスタジアムバンドへと成長させました。一方のZeebraも、ヒップホップシーンの発展と後進の育成に尽力し、互いに異なる道でトップを走り続けました。
2010年代後半以降、大型フェスでのニアミスや関係者を介した対話を通じて徐々に距離が縮まり、2020年代にはHIPHOPフェス「THE HOPE」などの現場で同じ空間を共有する姿が見られるようになりました。インタビューでも互いの功績を認め合う発言が増え、かつての確執は「日本語ラップの発展における重要な通過点」として昇華されたのです。