ユリの根には、球根の下から生えて株を支える「下根(基部根)」と、球根の上部から伸びる茎から生えて水分・肥料を旺盛に吸収する「上根(茎根)」の2種類が存在します。花を咲かせるための主役は上根であるため、上根が十分に張れるスペースを確保する深植えが絶対条件です。
【鉢植えの場合】
・鉢の大きさ:球根1球に対して深さのある6〜7号鉢(深鉢)、3球寄せ植えなら8〜10号鉢を用意します。
・植え付けの深さ:鉢底石をしっかり敷いた後、土を入れ、球根の頭の上に球根2〜3個分の土(約10〜15cm)が被る深さに植え付けます。浅植えにすると上根が十分に張れず、開花不良の原因になります。
・土作り配合:赤玉土(小粒〜中粒)6:腐葉土3:パーライトまたはバーミキュライト1の割合で、水はけと保水性を両立させた用土を用います。元肥として緩効性化成肥料を少量混ぜ込みます。
【地植えの場合】
・日当たりと風通しが良く、水はけに優れた場所を選びます。
・植え穴は深さ30cmほど掘り起こし、腐葉土や完熟たい肥をすき込んでふかふかの土を作ります。
・球根の頭の上に球根3個分(約15〜20cm)の深さになるよう植え付け、株間は球根2〜3個分ほど空けます。