長襦袢の着方、衿元が崩れる原因と直し方をプロが徹底解説

長襦袢の着方、衿元が崩れる原因と直し方をプロが徹底解説

長襦袢の着方、衿元が崩れる原因と直し方をプロが徹底解説の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

ネット上の簡易着付け動画やまとめ情報では見落とされがちですが、技術以前に「物理的なサイズ不適合」が原因で着崩れているケースが多々存在します。

誤解1:着物と長襦袢のサイズは多少違っても着付けでカバーできる?

これは大きな間違いです。特に注意すべきは長襦袢寸法合わせ方における「裄丈(ゆきたけ)」と「袖丈(そでたけ)」の関係性です。長襦袢の裄丈が着物より長い場合、着物の袖口から長襦袢が数センチ飛び出してしまい、見栄えを損ねるだけでなく、袖の重みで衿元全体が外側へ引っ張られます。長襦袢の裄丈は、必ず着物の裄丈マイナス1cm〜1.5cmで設計するのが鉄則です。

誤解2:半衿は適当に縫い付けても衿芯を入れれば綺麗になる?

半衿の付け方にシワやたるみがあると、どれほど硬い衿芯を入れても衿山に波打ちが発生します。半衿を付ける際は、長襦袢の地衿をピンと張った状態で、衿の内側(首に触れる側)にややゆとりを持たせ、外側を強めに引っ張りながら縫い付けるのがシワを防ぐプロの手法です。近年普及している両面テープ式の半衿テープを使用する場合でも、背中心から左右均等にテンションをかけて貼る技術が求められます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。