中島公園のお祭りが全国の縁日ファンやサブカルチャー愛好家から熱烈に支持される最大の要因が、今や日本国内で絶滅危惧種となった昭和型移動興行(見世物小屋・曲芸興行)の存在です。自由広場の一角に突如として立ち現れる巨大な木組みのテント小屋は、令和の現代において圧倒的な異彩を放っています。
古くからの看板興行であるお化け屋敷の評判について、現地に足を運ぶ利用者の声を取材すると、デジタル全盛の時代だからこそ刺さる独特の凄みが浮かび上がります。
「子供だましと侮って入ったら、生身の演者が絶妙な間合いで飛び出してきて本気で絶叫した」「昭和の芝居小屋の匂いと、入口の怪しげな口上アナウンスだけで背筋が凍る」――SNSや知恵袋での投稿にある通り、機械仕掛けのテーマパークとは一線を画す「アナログならではの皮膚感覚の恐怖」が、世代を超えて熱い支持を集めています。
そしてもう一つの名物が、轟音とともに直立の樽型ケージをバイクが疾走するワールドオートバイサーカスです。ベニヤ板で組まれた直径約9メートルの木製円筒を、遠心力だけを頼りに猛スピードで水平旋回する職人技は圧巻の一言。観客席の足元に伝わる激しい振動と立ち込めるガソリンの匂いに、初めて観劇した観光客からは「命懸けのパフォーマンスに鳥肌が立った」「令和の札幌でこれが見られる奇跡に感謝したい」と驚きと称賛の拍手が送られています。