「就活で三つボタンスーツを着ても選考に影響しないか」「職場で浮いてしまわないか」という実用面での懸念についても、現場の目線から検証します。
就職活動における採用担当者のアンケートや現場観察において、現在のリクルートスーツは2つボタンスーツが全体の9割以上を占めています。そのため、採用面接という場においては、余計な先入観を与えないという意味で2つボタンを選ぶのが最も安全な選択肢であることは間違いありません。
ただし、手持ちのスーツが段返り三つボタンである場合、中1つ掛けで正しく着用していれば、見た目のVゾーンは2つボタンとほぼ同等になるため、選考で不利に働く可能性は極めて低いです。注意すべきはノーマルの三つボタンスーツです。上2つを留めた狭いVゾーンは、面接官に対して「やや頑固」「堅苦しい」「ひと昔前のスタイル」という印象を与える懸念があります。金融や公務員などの極めて保守的な業界を除き、就活生が新規に購入するなら2つボタン、あるいは普遍的な段返りを選ぶのが賢明です。
一方、一般的なビジネスシーンにおいては、段返り三つボタンスーツは「服への見識が高いビジネスパーソン」としての信頼感を獲得する有効なツールとなります。胸板を厚く見せ、誠実で堂々としたアピアランスを構築できるため、重要な商談やプレゼンテーションの場ではむしろ好印象を与えるケースが多々あります。