結論から明言すれば、野口五郎に離婚歴はなく、三井ゆりとの結婚が初婚です。妻の三井ゆりにとっても初婚であり、夫妻の間に再婚の事実は一切存在しません。それにもかかわらず、なぜ「野口五郎 再婚の噂」「野口五郎 離婚歴の真相」といったキーワードが後を絶たないのか。その背景には、3つの構造的な要因が絡み合っています。
第一の要因は、野口五郎が結婚した当時の「45歳」という年齢です。2001年2月に三井ゆりと入籍した際、昭和のスーパーアイドルが40代半ばまで独身を貫いていた事実は、当時の芸能界でも異例の晩婚として受け止められました。そのため、後年になって夫妻を知った若い世代やライト層を中心に「これほどのトップスターが45歳まで独身だったはずがない」「過去に一度くらい結婚歴があったのではないか」という先入観が働き、検索需要を生み出す結果となりました。
第二の要因は、新御三家をはじめとする同世代トップスターたちの波乱万丈な私生活との混同です。盟友である郷ひろみは2度の離婚と3度の結婚を経験しており、メディアで私生活が大きく報じられる機会が頻繁にありました。世間の記憶の中で「新御三家の誰かが再婚を繰り返している」という大まかなイメージがひとり歩きし、誠実な家庭生活を築いている野口五郎のパブリックイメージと混交してしまった側面は否定できません。
第三の要因として見逃せないのが、1980年代から1990年代初頭にかけてワイドショーを席巻した女優・斉藤慶子との長期にわたる熱愛報道です。ふたりの交際は当時、結婚秒読みとまで報じられ、お茶の間の誰もが知るビッグカップルでした。最終的に破局を迎えたものの、当時の強烈な印象が記憶に焼き付いているリアルタイム世代の一部が、「野口五郎の最初の妻は斉藤慶子だったのではないか」と記憶を上書き・誤認して検索しているケースが多発しています。