マイマイガ対策は、敵のステージ(卵・幼虫・成虫)に合わせた的確な手法を選ぶことが成功への鍵となります。
最も効率的で推奨されるのが、秋から翌春にかけて行う「卵塊(らんかい)の削ぎ落とし」です。1つの卵塊には約300〜500個もの卵が含まれており、これを1つ潰すだけで初夏に孵化する数百匹の毛虫を元から絶つことができます。半分に切ったペットボトルの切り口を壁面に当て、スクレーパーやヘラを使って卵塊を削り落とすことで、周囲に鱗毛を撒き散らさずに安全に回収できます。
春先(5〜6月頃)の幼虫期には、ホームセンター等で市販されている「毛虫用殺虫スプレー(ピレスロイド系やBT剤)」が効果を発揮します。ただし、幼虫が大きくなると薬剤への耐性がつくため、体長が小さいうちに散布するのがポイントです。夏場の成虫に対しては、飛翔中の蛾に直接噴射できる速効性の高い殺虫剤や、壁面に吹き付けておくことで寄り付きを防ぐ忌避スプレーを活用するのが実用的です。