旅程を計画するにあたり、インターネット上の断片的な情報によって生じがちな代表的な誤解と盲点を整理しておきます。
誤解1:七湯すべてが同じ乳白色のにごり湯である
「乳頭温泉郷=すべてが白濁湯」と思われがちですが、実際は宿ごとに泉質が全く異なります。例えば「妙乃湯」の金の湯は鉄分を多く含んだ黄褐色のにごり湯ですし、「大釜温泉」は茶褐色の酸性泉、「蟹場温泉」の露天風呂は澄み切った無色透明の単純硫黄泉です。白濁の湯だけでなく、多彩な泉質の違いを体感できることこそが乳頭温泉郷の真の醍醐味です。
誤解2:冬期でも車で全宿へ容易にアクセスできる
冬の乳頭温泉郷は積雪が2メートルを超える豪雪地帯です。最奥部に位置する「黒湯温泉」は積雪のため11月中旬から4月中旬まで完全休業となります。また、「孫六温泉」は冬期期間中、宿の手前の車両通行止めゲートから雪道を徒歩でアプローチする必要があります。四輪駆動(4WD)かつスタッドレスタイヤを装着していない一般車両での冬期乗り入れは極めて危険です。