ネット上で定期的に浮上する「アクアリッチは焼ける」という噂。結論から言えば、製品自体の防御性能はSPF50+/PA++++と国内最高レベルをクリアしており、適切な量を使っていれば紫外線防御力そのものに不足はありません。それにもかかわらず日焼けしてしまう背景には、製品特有のテクスチャーに起因する3つの落とし穴が存在します。
第1の要因は、テクスチャーの軽さゆえに生じる「塗布量の絶対的不足」です。ビオレUVアクアリッチはウォーターベースで非常に伸びが良いため、わずかな量でも顔全体に広がってしまいます。しかし、日焼け止めのスペック通りの防御力を得るには、肌1平方センチメートルあたり約2mgの厚みが必要です。「薄く伸ばしすぎて規定量に達していない」ケースが、日焼けを引き起こす最も多いパターンとなっています。
第2に、花王の日焼け止め成分における特徴であるミクロディフェンス処方の特性が関係しています。ミクロレベルの微細なカプセルが肌のキメの隙間まで入り込んで隙間なく守る構造ですが、汗をかいた肌をタオルでゴシゴシ擦ったり、マスクの摩擦が繰り返されたりすると、物理的に塗膜が剥がれてしまいます。
第3は、皮脂崩れによる防御膜の破壊です。特に真夏の屋外レジャーやスポーツシーンにおいて、塗り直しを行わずに数時間放置してしまうと、どれほど強力な日焼け止めでも紫外線ダメージを防ぎきれません。