劇団四季『美女と野獣』の観客やライブ来場者が発信した膨大な口コミ・座席レポートを精査すると、一般的な劇場とは異なるアンフィシアターならではの現場実態が浮かび上がってきます。
「席レポ」等に寄せられた実際の利用者の証言では、「少し斜めからの角度にはなるが、表情も全体も見やすく、舞浜独自の立体的な演出が存分に楽しめた。通路脇の席はプライベート感があって快適だった」という好意的な評価が多数を占めています。特に11列目・12列目の通路付近は、足元のスペースが広く開放的であるため、長時間の着席でも疲労感が少ないと絶賛されています。
一方、SNSや掲示板コミュニティの率直な声に目を向けると、注意すべきリアルも浮き彫りになります。
「後方22列目だったが、傾斜がすり鉢状に鋭いため、前の人が大柄でも舞台中央が完全に抜けて見えた。肉眼で全体のダンスや光の演出を楽しむ分には全く問題ない。ただし、ベルやビーストの涙や指先の細かなニュアンスまで見たいなら、8倍の双眼鏡がないと物足りなさを感じる」
「Aブロックの端寄りに座った際、演者がメインステージ中央の奥に引っ込むと、舞台装置の袖壁が視界を遮ってしまい、何が起きているか数秒間把握できないシーンがあった」
このように、客席の傾斜に対する満足度が極めて高い一方で、極端なサイド席における「見切れ現象」への事前の心構えが求められる実態が確認できます。