切断を終えた木材は、そのままでは表面に微小な毛羽立ちや製材傷が残っています。触れた瞬間に「既製品の家具と何かが違う」と感じる原因のほとんどは、下地処理の甘さにあります。ここで威力を発揮するのが、テーブル天板の研磨におけるサンダーの導入です。
手作業の紙やすりだけで幅120cmを超える天板全体を均一に削り切ることは、体力的にも極めて過酷です。市販のランダムサンダーやオービタルサンダーを使用し、以下の順序で段階的に番手を上げていきます:
- 第1段階(#80〜#120):段差の解消、目立つ傷の除去、表面の平面出し
- 第2段階(#240):サンダーの削り跡を消し、肌触りを滑らかにする中間仕上げ
- 第3段階(#400):塗装前の最終調整、指先が吸い付くようなシルキータッチを実現
研磨作業において見落とされがちなのが、天板の縁を滑らかに整える天板の面取りやすりがけです。直角のまま切り落とされたエッジは肌当たりが鋭利で、日常作業時に腕や手首を痛めるだけでなく、衣服の引っかかりや角の欠けを誘発します。面取り用カンナや当て木を添えた紙やすりで、角を1〜2ミリ程度斜めに落とす(C面取り)、あるいは丸みを持たせる(R面取り)だけで、既製品を凌駕する極上の触感が生まれます。