那覇市民の日常的な食卓を支えるスーパーマーケット群において、もっとも関心を集めたのが地元流通ツートップであるサンエーかねひで利用可否の明暗です。各店舗のレジ前掲示および現地調査によって判明した実態は、チェーンごとの経営方針の違いを如実に映し出していました。
まず、県内最大手のサンエーは那覇市内の大型店舗を中心に加盟店登録を完了させ、食料品売り場等で「共通券」の受け入れ態勢を敷きました。しかし、売り場面積基準によって「大型店」に分類されるため、なはんちゅPAY中小規模店専用券での支払いは一切受け付けない運用となりました。一方、タウンプラザかねひでは店舗規模やテナント形態によって一部で取り扱い基準が異なり、買い物客から「どの券が使えるのか分かりにくい」との指摘が相次ぎました。なはんちゅPAYスーパー対応店舗を利用する際は、自分が保持している残高の種別と、入店する店舗の区分を厳密に照合する必要があります。
一方、若年層や単身者から需要の高いなはんちゅPAYコンビニ使える店の調査では、那覇市内のローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンの主要3系列で加盟店登録が進んだものの、フランチャイズオーナーごとの判断によって一部店舗で参加を見送る事態が発生しました。「近所のファミマで使えたから職場の近くのローソンでも使えるだろう」という思い込みは通用せず、入店前の店頭ステッカー確認が必須となりました。また、外食大手では「すき家」などの全国チェーンが一部加盟したことで日常的な食事利用に重宝された反面、個人経営の飲食店では導入機器の通信トラブルやオペレーションの不慣れから一時的に決済を停止する現場も見られました。