製品を手に取った瞬間に伝わる滑らかな手触りは、機械による一括加工では決して再現できません。アレクサンドル ドゥ パリの製造拠点であるフランス東部・ジュラ地方のオヨナ(Oyonnax)などの工房では、アレクサンドルドゥパリ フランス職人 ハンドメイドの伝統が厳格に受け継がれています。
削り出されたアセテートのパーツは、軽石や特製の研磨ペーストを入れた木製の回転樽(バレル)に投入され、昼夜を問わず数日間かけてじっくりと角が丸められます。その後、熟練の研磨職人が指先の感覚だけを頼りに布バフで磨き上げ、鏡面のような光沢を引き出します。この丁寧な研磨処理があるからこそ、髪のキューティクルを傷つけず、指を通したときに一切の引っかかりを感じさせない仕上がりになります。
装飾モデルに用いられるクリスタルも妥協がありません。アレクサンドルドゥパリ スワロフスキーの装飾は、単に接着剤で表面に貼り付けられているのではなく、職人がアセテート素材に極小の座彫りを施し、一粒ずつ手作業で正確にセッティングしています。光の屈折率を緻密に計算した爪留めや特殊技法により、日常の動作でクリスタルが容易に脱落しない堅牢性を確保しています。装飾品でありながら工業製品としての極めて高い精度を満たしている点こそ、名門メゾンたる所以です。