日本や英語圏では「ミッフィー(Miffy)」として定着していますが、オランダでのミッフィーの本名は「ナインチェ・プラウス(Nijntje Pluis)」といいます。
「ナインチェ(Nijntje)」とは、オランダ語でうさぎを意味する「konijn(コナン)」に、指小辞(小さなもの・愛らしいものに付ける接尾語)の「-tje」を付けた「うさちゃん」「小さいうさぎ」という言葉です。名字にあたる「プラウス(Pluis)」は「ふわふわした、毛羽立った」を意味しており、直訳すると「ふわふわのうさちゃん」という意味を持ちます。
ミッフィー誕生の経緯は、1955年にさかのぼります。ブルーナが家族とオランダ北部の海岸の町エフモント・アーン・ゼーで休暇を過ごしていた際、砂丘の周りを跳ね回る野生のうさぎを見かけました。その夜、当時1歳だった長男のシルクのために「うさぎの冒険」をお話として語り聞かせたことが、すべての始まりでした。その物語をスケッチブックに描き留めたことで、記念すべき第1作目の絵本『ちいさなうさこちゃん』(原題:Nijntje)が完成したのです。