頭内爆発音症候群を経験する人の多くは、「金縛り(睡眠麻痺)」や入眠時幻覚を併発する傾向があります。この2つの現象は発生するメカニズムが極めて近く、どちらもレム睡眠(急速眼球運動を伴う浅い睡眠)とノンレム睡眠のリズム崩壊によって引き起こされます。
睡眠麻痺は「脳は起きているのに身体の筋肉が弛緩して動かない」状態ですが、頭内爆発音症候群は「脳の一部が覚醒と睡眠の狭間でバグを起こしている」状態です。両者が連動して発生すると、「金縛りに遭いながら耳元で爆発音が鳴り、人影のような幻覚を見る」という、まるで心霊現象そのもののような複合的パニック状態に陥ります。恐怖感情がさらなるストレスを呼び、症状を悪化させる悪循環を生みやすいのもこの睡眠障害の厄介な点です。