ソーシャルメディアや医療相談コミュニティには、健診通知を受け取ってから再検査までの数週間に「必死のあがき」を試みた人々のリアルな手記が溢れています。それらの体験談を精査すると、努力の方向性によって結果が残酷なまでに二極化している実態が浮かび上がってきます。
都内のIT企業に勤務する40代男性は、健診でHbA1c 6.8%を指摘され、再検査までの3週間、主食を完全に抜き毎晩8kmのランニングを自らに課しました。「次の検査でなんとか6.0%未満にして医師を驚かせたかった」と語る彼ですが、3週間後の再検査結果は「6.5%」。わずか0.3%しか動いておらず、診察室で頭を抱えることになりました。担当医からは「急激な主食抜きで脱水を起こしており、血液濃縮でむしろ数値が下がりにくくなっていた」と告げられたといいます。
一方で、元値が8.5%と極めて高かった50代の会社役員は、清涼飲料水の常飲を一切やめ、夕食時の白米を茶碗半分に減らして食後15分のウォーキングを淡々と継続しました。1ヶ月後の受診では「7.6%」と、約0.9%の確実な低下を達成。「身体のだるさが消え、無理なく続けられている」と語るように、日々の過剰な糖質流入を止めるだけでも、初期値が高い層では1ヶ月で目覚ましい数値改善が現れます。
現場の看護師や管理栄養士の証言によれば、「1ヶ月で数値を下げようと極端な食事制限に走る人ほど、血液検査の肝機能(AST/ALT)や尿酸値が悪化して受診するケースが目立つ」とのことです。目先の数値を取り繕う行為は、かえって全身の代謝バランスを崩す引き金になりかねません。