店頭でしばしば混同されがちなのが「古代米」と「雑穀米」の違いです。この2つは似ているようで、植物分類学上も製品の成り立ちも明確に異なります。
古代米は、あくまで「イネ科イネ属(Oryza sativa)」に属するお米そのものです。白米と同じお米の仲間でありながら、外皮に色素を含んでいるため、白米に混ぜて炊くと色素がお米全体に溶け出して美しい桜色や紫色に染まるのが特徴です。
これに対し、一般的な雑穀米は、アワ、ヒエ、キビ、ハトムギ、大麦(もち麦・押し麦)、アマランサス、キヌアといった「お米以外の穀物」を複数ブレンドした製品を指します。市販の「十六穀米」などのパッケージを見ると、古代米である黒米や赤米がブレンドの一部として配合されているケースが多いため混同されがちですが、古代米は「お米の原生種・有色米」、雑穀米は「多様な雑穀を掛け合わせたミックスフード」という構造的な違いを押さえておく必要があります。