「おおかみさん今何時」は、オニ役(おおかみ)1名と、逃げる側の子どもたち(子やぎや旅人など)に分かれて行う集団鬼ごっこの一種です。事前の特別な道具を必要とせず、境界線を引くスペースさえあればどこでも成立する点が、幼稚園のレクリエーションゲームとして長く支持される大きな理由となっています。
ゲームの進行は、以下の明確なステップで進行します。
① 陣地とスタートラインの設定:
コートの端に「逃げる子どもたちの陣地(安全地帯=おうち)」を線やロープで設定します。おおかみ役は、そこから10〜15メートルほど離れた位置で、子どもたちに背を向けて立ちます。
② 子どもたちからの問いかけ:
子どもたちは声を揃えて「おおかみさん、今何時?」と問いかけながら、おおかみの背中へ向かって一歩ずつ近づいていきます。
③ おおかみの返答と歩数カウント:
おおかみは背を向けたまま、任意の時間を答えます(例:「朝の3時!」「おやつの3時!」など)。子どもたちは答えられた時間の数だけ、歩数を数えながらおおかみに接近します(「1、2、3歩!」)。
④ 運命の合図「夜中の12時」:
おおかみとの距離が十分に縮まったタイミングで、おおかみが振り返りながら「夜中の12時!(または、お腹が空いた時間!)」と叫びます。この瞬間がおおかみの捕食行動の合図となり、子どもたちは捕まらないよう自陣の「おうち」を目指して一目散に逃げ帰ります。
⑤ 勝敗と役の交代:
「おうち」のラインを越える前にタッチされた子は、次のゲームでおおかみ役を交代するか、おおかみの仲間として捕獲役に加わる形をとります。全員が逃げ切った場合は、同じおおかみ役で再スタートします。