高校球児や保護者が最も懸念を抱くのが、部員たちが生活を送る野球部寮の実態と日々のタイムスケジュールです。ネット上の掲示板や知恵袋などでは「移動が過酷すぎる」「拘束時間が長いのではないか」といった声が散見されますが、実際の生活環境はどうなっているのでしょうか。
青梅グラウンド周辺や指定エリアに設けられた寮では、規則正しい集団生活が徹底されています。朝の清掃から始まり、食事の管理、夜の門限や点呼に至るまで厳格なルールが存在します。取材協力に応じたOB選手は、次のように述懐しています。
「高校時代までは親に甘えてばかりでしたが、青梅での共同生活と日野キャンパスへの通学は最初の半年間、本当に過酷でした。しかし、洗濯や体調管理を自力でこなし、同学年の仲間と夜遅くまで素振りを繰り返した時間が、社会人となった今でも折れない心の土台になっています」
学業面においては、教育学部や経済学部、理工学部などが集まる日野キャンパスで講義を受けるため、グラウンドとキャンパス間の移動管理が最大の関門となります。体育専門学部を持たない明星大学だからこそ、一般学生と同じ講義を受け、試験をクリアしなければ公式戦への出場資格を失うという厳しい学業基準が課されています。この厳格さこそが、保護者から「安心して息子を預けられる野球部」として高い評判を獲得している真因です。