近年のリビングで主流となった50インチ以上の大画面モデルや、極薄設計が特徴の有機ELテレビに100均アイテムを適用する場合、特有の構造リスクが存在します。大型テレビ地震対策において最も危険なのは、「スタンド底面だけの固定」に頼ってしまうことです。
大型テレビは画面の面積が広く、本体の上部に大きな遠心力が働きます。スタンドの底面を100均マットで固定していても、揺れによって画面上部が激しくしなり、スタンドと本体の接合部が破断して前方に倒れ込む事例が後を絶ちません。また、薄型の有機ELディスプレイはパネル自体の剛性が低いため、無理な固定によって画面内部が歪み、破損につながる恐れもあります。
大画面や有機ELモデルを安全に保つためには、足元のジェルマットに加え、背面から引っ張る有機ELテレビ転倒防止ワイヤーや専用クランプの併用が絶対に欠かせません。