YouTubeやSNS上では今もなお「足を踏み入れてはいけない危険地帯」「無法地帯」といった刺激的な言葉で語られがちな西成エリアですが、2026年現在の西成警察署周辺の治安は劇的に変化しています。
大阪府警の犯罪統計データを見ても、街頭犯罪や凶悪事件の発生件数はピーク時から大幅に減少。その背景には、警察による継続的な重点パトロールと防犯カメラの増設、そして街そのものの構造変化があります。かつて日雇い労働者が中心だった簡易宿泊所は、リーズナブルなインバウンド向けホステルや個室型レジデンスへと改装され、新今宮駅周辺には大型観光ホテルが開業するなど、若い旅行者や外国人観光客が日常的に行き交う街へと変貌を遂げました。
ネットの評判や反応では「夜間に一人で歩くのは怖い」「独特の匂いや空気感がある」といった声も散見されますが、住民の高齢化と福祉の街への転換が進み、理不尽に一般市民が巻き込まれるようなトラブルの発生率は極めて低水準に抑えられています。過度な恐怖心を抱く必要はない一方、路地裏などでは特有のディープな雰囲気が残っているのも事実です。